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トレーディング研究所は金融商品のトレーディング研究を専門とする研究所です

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心理コントロールPsychology Control

心理コントロール方法

心理は、資金管理によるポジションのリスクが明確になっている時にコントロールが可能です。より正確な表現をすると、人間が自分の心理状態をコントロールすることは難しいため、「資金管理によりコントロールできない状態に陥らないようにする」が正確な表現かもしれません。資金管理がなく、適当なポジションサイズでトレーディングを行うと、いずれ近い間に破綻します。資金管理がなく心理コントロールを失うと、負け続けるとナンピンをしたり、セットアップにない方法でポジションをとったり、あらかじめ決めておいたロスカットの逆指し値注文をロスカットがかかりそうなためはずしてみたり、事前に決めていたルールを簡単に破る等、あり得ないことが多く発生します。資金管理が心理コントロールに大きく影響を与えることがご理解頂けると思います。良いトレーディングを行っている時は、心が平穏な時です。悪いトレーディングを行っている時は、心が乱れリスクが不明確になっている時です。資金管理を重要視し、心理コントロールを行って下さい。

心理的に安定したトレーディング方法

心理的に安定したトレーディング方法を一つご紹介します。「トレーディング基礎のトレーディングの流れ」の項をご覧下さい。準備は必ず前日のマーケットクローズ後に実施する。翌日マーケットオープン後、注文が執行されたら速やかに OCO 注文を入れた後、PC の電源を切る。ザラバ中チャートを見てはいけません。チャートを見ると悪い心理が働いて、事前に決めておいたルールを破ることがあるからです。ロスカットに設定したOCOの逆指し値注文の引き上げは、毎日マーケットクローズ後に実施する。この方法は、daily 以上のタイムフレームでしか使えませんが、一つの方法であると考えています。ザラバ中にチャートを見ないことが心理的に楽であると実際に運用すればご理解頂けると思います。

(備考)
資金管理の証券会社の選択の項でも述べていますが、逆指し値注文を証券会社のシステムで保有する事が前提であり、PC 側で注文を保有する場合は PC の電源を切ることはできませんのでご注意下さい。できることはモニターの電源を切ることぐらいです。ここでの本質は、いかにザラバのチャートを見ないことでルールを破らないようにするかということです。

塩漬け株について

塩漬け株は、持っていても良いことはありません。塩漬け株を持っていても売らなければ損ではないという事を聞くことがありますが、私はそれは幻想であると考えています。持っているポジションは、時価で毎日値洗いするものであり、売るまで価値が変わらないものではないからです。塩漬けになった株をロスカットせずに保有し続け、最後に倒産になって無価値になったらどうするのでしょうか。ロスカットをして、もっと良い銘柄のポジションをとればいいだけです。銘柄にほれても意味がありません。塩漬け株を全て清算し、新しいポジションを正しいトレーディングルールに従いトレーディングを行う方がどれだけ前向きでしょうか。今一度、お考えになることをお勧めします。

トレーディングに向く人、向かない人

トレーディングに向く人、向かない人の違いについて、私なりの考察を書きたいと思います。まず、下記の二人をご覧下さい。前提条件は、トレーディングの基本を知らない初心者とします。

@プライドが高く、高学歴、高収入で努力をいとわない人
Aちゃらんぽらんで何事にもいい加減であるが、損だけは嫌いな人

どちらの方が利益が出ると思いますか。私は、短期的にはAの方であると考えています。@の方は努力家です。日本人は、努力し勤勉であることが美学であると子供の頃から教え込まれています。とてもすばらしいことであると思います。一方、努力家であるということは、何事にもねばり強くあきらめないということでもあります。トレーディングにおいて、あきらめない、すなわち悪いポジションをロスカットをせずに保有し続けることは悪なのです。では、Aの方はどうでしょう。ちゃらんぽらんでいい加減であり、損が嫌いなため、保有ポジションに損が出るとすぐにあきらめて、ポジションを投げてしまいます。すなわち、速やかにロスカットができているということです。トレーディングを開始した時点では、Aの方が成績が良い可能性があります。
次に長期視点に立つとどうでしょうか。@の方は、自己分析を行い問題点がトレーディングルールにあると気づきます。そして、資金管理、心理コントロール、セットアップの仕組みを理解し、適切なトレーディングの本質を理解します。最後には、資金管理をうまく使い大きな利益を得ることができるようになります。Aの方は、努力が嫌いなためトレーディングルールを理解しようとはせず、相変わらず勘に頼ったトレーディングをしていると思われます。勘がとぎすまされ、まれにスーパートレーダーになる人がいますが、自分がその対象になれるとは考えてはいけません。このタイプは、いずれマーケットから退場を言い渡される可能性が高いと考えています。ここで言いたいことは、努力をいとわず、あきらめず、マーケットに勉強代を払いながら教育期間を過ごし、その先にある果実を得られるまで頑張ることが大切であるということです。少ない勉強代で教育期間を過ごすためには、小さいポジションサイズでトレーディングを行い勉強をすることです。トレーディングに近道はありません。

トレーディングを始めたばかりの心理状態

遠い昔になってしまいましたが、トレーディングを始めたころ、毎日心臓がドキドキしながらトレーディングをしていた事を思い出します。なかなか、結果も出ず、脳が汗をかくというような状態が毎日続いていました。そこで、一計を考えました。心を平穏に保つためにはどのようにすればよいだろうか。まだ、この時資金管理はよく知りませんでした。自信を持って仕事ができる人というのは、必ずどこかで痛い目にあったり、地獄を見たりしているものです。一度、自分も地獄をみて心臓を慣らせばよいのではと考えました。やったことは、大きなポジションをとったのです。それはそれは、心臓が口から出そうでした。資金の増減は半端ではありませんでした。毎日、月給分が増減していました。ある程度その状態が続くと、慣れてきて少しのことではドキドキするようなことはなくなりましたが、皆さんはこのような危険なことはやめましょう。きちんと資金管理をやれば、意味のないドキドキ感は防ぐことができるのですから。

わからないことがわからない

トレーディングを始めた頃、トレーディングに対しての理解が乏しく、何がわからないかがわかりませんでした。物事を解決するためには、いくつかのステップを通る必要があります。

@何がわからないのかがわからない
A何がわからないのかががわかる
Bわからないことに対して対応策を策定する
C対応策を実施する
Dわからないことがわかり問題を解決する
E解決した問題を確認する
F内容を検証し問題があれば、再度計画を調整し実行する
GPDCAサイクルを回す

私の場合、ロスカットのストップをどういう基準で設定すれば良いかということが長い期間わかりませんでした。セミナーも受けましたが、講師は正しく理解していませんでした。これは、非常に不幸なことで、トレーディングのルールを決めることができないということを示しています。当サイトのコンテンツ「トレーディングの基礎」の「トレーディングの流れ」を読んで頂きますとわかりますが、当時、このような基本的な事を説明できる人は、私の周りにはいませんでした。この内容だけでも、当時の私にとっては何百万円もの価値に相当します。皆さん、トレーディングをしている時の自分をイメージして下さい。イメージトレーニングの中で、説明のできない部分があれば、そのトレーディングはどこかおかしいのです。その部分を解明し、問題点を認識して必ず自分のものにして下さい。わからないことをそのままにしてはいけません。説明がつかないトレーディングは、負ける可能性が高いのです。トレーディングは、博打ではありません。統計的に裏打ちされたセットアップと資金管理という数学で武装した科学なのです。

利益を得ることができる理由

それは株価に価格変動があるから。そうこれは当たり前のことです。銘柄がある条件にはまった状態をセットアップにはまると言います。セットアップとは、エントリーする場所を確定することです。実は多くのセットアップを知ると、だんだんエントリーする場所が似ていることが分かってきます。利益(価格変動の発生)が見込める場所でエントリーする訳ですから、エントリーする場所が同じようになるのは当たり前です。これから分かることは、セットアップの収集家になることにあまり意味はないという事です。価格変動が発生するポイントを探す方法がセットアップにより異なるだけなのです。基本的なセットアップをいくつか知ることで良いのです。実際、私も実践で使用するそれは多くはありません。カッコイイサーカスのようなセットアップも知っていますが使いません。そのようなセットアップを使いトレーディングが決まれば気持ちが満たされますが、満足感を持つことと安定した利益を得ることとは別の話です。大切なことは安定した利益が見込めるかということであり、カッコイイ事ではありません。セットアップにはまった後に、リスク管理等多数の確認事項をクリアしなければセットアップにはまってもエントリーはできません。他の銘柄を探すか、見送りとなります。エントリー銘柄を確定することは、骨の折れる仕事です。「この銘柄は上がりそうだから」で入っても、論理的に明確な定義を持たないのでいつかは損失を被ることになります。自分で明確な基準を持つことが大切です。